「ロードス島戦記」はラノベじゃない?ラノベの定義が分からずw
ふとしたときに思い出して気になりそうなので、覚えているうちにメモ。
他のブログでも書かれていて読ませてもらったのですが、ラノベの定義というものが分からなくなってきているとは私も感じていました。
そもそも、何故今頃『ロードス島戦記』の話なのだろう?と思いながらも、去年はオンラインゲームのMMORPGとして「ロードス島戦記オンライン」のサービスが始まったから、未だに根強い人気がある作品なのかなと認識しています。
そんなわけでライトノベルというジャンルが、どういった定義なのかたいして考えもせずに、出版されているレーベルで判断していました。
私がライトノベルという言葉を知ったのも、いつ頃からなのか覚えていないからね~。
ロードス島戦記は10年位前に読んだのを覚えています。当時は半身浴が趣味だったので、カバーをはずしてビニールのブックカバーにかけて、お風呂に持ち込んで読んでいました。そのせいで、現在文庫本のカバーがないままになっています。
「ハイ・ファンタジー」という言葉もよく知らないから、調べてみました。異世界ファンタジーのことらしいけど、「ロー・ファンタジー」という言葉もあったりして、「ハイ・ファンタジー」か「ロー・ファンタジー」かということでも議論が起きそうな難しさ。
角川文庫から出版?
このロードス島戦記が最初に出版されたときは、角川文庫から出版されていました。本当なのか画像検索してみると、カバーにも角川文庫となっているものが出てきました。
カバーをはずすと、角川スニーカー文庫でも本の背表紙には「角川文庫」という文字が。中身の最後に
いつも「スニーカー文庫」をご愛読いただきありがとうございます。
という文章があるので、私が持っている文庫本はスニーカー文庫になりそうです。
この角川スニーカー文庫も、あの「グイン・サーガ」で有名な栗本薫の『終わりのないラブソング』というBL(ボーイズラブ小説)も出ていました。
その他も、ごとうしのぶ著のタクミくんシリーズ「そして春風にささやいて」は私が所持しているのが、角川スニーカー文庫となっています。
この二つの小説に関しては、ライトノベルというよりBLに入りそう、ってか、BLと思って購入したほうが良いかなと。
角川スニーカー文庫から出版されている小説といっても、王領寺 静(藤本ひとみの別ペンネーム)の「異次元騎士カズマ」シリーズは重い内容も多かった気がします。
藤本ひとみ作品では、新潮文庫から出版されていた『王女アストライア―テーヌ・フォレーヌ 恋と戦いの物語』が角川ビーンズ文庫から『王女アストライア―テーヌ・フォレーヌ物語』として発売されたこともありました。
「異次元騎士カズマ」シリーズも「テーヌ・フォレーヌ」のシリーズも完結していないままなので、それでも興味がある方は古本屋で探せばあるかもしれません。
こういう風に、新潮文庫だったのが角川ビーンズ文庫で再販というのもあるので、レーベルでライトノベルという判断は難しいですね。
反対としては、小野不由美の「十二国記シリーズ」が講談社X文庫ホワイトハートだったのが講談社文庫からも出て、そっちも買いました。
どこまでがライトノベル?かというのは個々の感覚かもしれない
はっきりと、どれがライトノベルって決めるのは難しいというのが結論です。
「グイン・サーガ」や「十二国記」、「ビブリア古書堂の事件手帖」などもライトノベルに入るなら、入るのかな~?というくらい。
ここ最近、ラノベコンテストで「異世界転生NG」というニュースもありましたね。
考えてみると、昔のライトノベルと今とは違っているような気がします。
昔、コバルト文庫で久美沙織の「丘の家のミッキー」を読んだ時は、中・高生あたりの年代の小説とは思ったけれど、今で言うライトノベルという感覚ではなかったような。
どこまでがライトノベルなのか、ジャンルも何に入るのか、絶対にこれって私には言えない。
電撃文庫よりも、文字の大きい文庫本のほうが読みやすい場合もあったりして、ライトノベルの「ライト」の意味も、人それぞれでいいのかもしれない。
めっちゃ流行った映画「君の名は」も、「小説 君の名は。」が角川文庫で、「君の名は。 Another Side:Earthbound」は角川スニーカー文庫から出ているというのもあることだし。
今まで深く考えずに適当にレーベルで、「これはライトノベル」と思い込んでいたというのもあるので、人によって違うんだな~というのを知ることができて、勉強になりました。